精神医学

慢性疲労症候群?

慢性疲労症候群、という病気(?)があります。 以前から、厚生労働省の診断基準案にも該当するような気がしていて、もしかして私の意味不明な病態は、コレなんじゃないかと密かに思っていたわけですが、昨日・今日と、大学病院のドクターと心療内科のドクタ…

内閣府の自殺予防キャンペーン

会社からの帰り道、何気なく聞いていたラジオから、内閣府の自殺予防キャンペーンのコマーシャルが流れてきました。 自殺まで追い込まれるのは喜ばしいことではないのですが、そのラジオのシチュエーションに「?????」となってしまいました。 しばらく…

「がんばらなくてもいいんだよ」という言葉

先日、会社帰りの車中で偶然聞いていたラジオ番組で、「『頑張れ』という言葉をかけて、相手を追いつめるのも良くないので、『がんばらなくてもいいんだよ』ということを伝えてあげられたらよいのではないか」といった話をしていました。 私が車のエンジンを…

とりあえず復職してみる

前回、「どうなるにしても、明日になってみないとなんともいえない」と書いたまま、すっかりこのブログを放置してしまいましたが、その間も、実は休職を続けていました。 先週の月曜日(11/9)の時点では、前回のエントリで「体温は元に戻った」(←あくまで…

謎の病態

11月5日(木)、大学病院へ、2週間前に受けた検査の結果を聞きに行きました。 検査の内容は、血液検査・尿検査に加え、血液中に細菌が紛れ込んでいないかどうかを確認する検査、心臓のエコー、検便(潜血反応)といったものです。血液検査のなかにはガンのス…

精神疾患の病状についての主観的解釈と偏見

精神科の実習でも、最終日に講師の先生による総括が行われた。私たちのグループはなんとか無難に口頭試問をこなした。 最後に、「何か実習を通しての感想」を述べることになった。私たちのグループでは、「彼」のことがみんなの印象に残っており、何人かが彼…

消えてしまいたい願望

「死のうと思ったの?」 私は聞いた。 「死にたかったわけじゃないよ」 と、彼女は吐き捨てるように首を振った。 「消えたいとは思うけど、死にたくはないよ」 とつけ足した。 「死ぬ」ことを考えると、どうしても「生きる」ことに向き合うことになる。生き…

感情失禁

もうすぐ巷ではクリスマスだというのに、脳梗塞で倒れた父は、毎日泣いてばかりいた。 疾病からくる感情失禁*1だ。ナースとしてそう理解はしているものの、娘の立場としてはそうもいかず(なぜかそうなのだ)、「なんで泣くかなあ」とベッドサイドに、仁王立…

お見舞いや励ましの電話は断ることも必要 <うつ病患者への対応>

自宅で療養しているときは、同僚や友人が見舞いに訪れたり、電話をかけてくることがあるでしょう。 しかし、本人がふさぎ込んでいる状態のときは、本人の了解を取ったうえで、それらを断ることも必要です。 お見舞いや励ましの電話を受けたことが刺激になり…

「あいつは、そんなヤワなタマじゃないだろう」と思ってしまうこと

うちの会社の仕入れ先の営業担当者のKさんが、どうやら長期戦になりそうな病気にかかってしまったらしく、急遽彼の前任者であったHさんが当面ピンチヒッターとして、うちの担当者にカムバックすることになったという話を聞きました。 先週の時点で、Kさんは…

精神科の薬はいつまで飲み続けたらいいの?

作者:「あのー。精神科で出される薬って…いつまで飲み続けたらいいんでしょうねぇ?」 薬剤師さん:「うーん、そうですねぇ…。まぁ…「私は病気だから」と思いこんでいる方のお薬ですし…」 薬剤師さん:「じょじょに減らしていくのがよろしいのではないでし…

水も飲みすぎはキケンなんです!!

2007年1月、米国で女性だけの水飲みコンテストが開かれたそうです。ところがそこで準優勝した女性が帰宅後体調を崩し、亡くなったのです。死因は水中毒だそうです。水を大量に飲み、大量にオシッコをした結果、体内のイオンを喪失し、イオンバランスを崩した…